PMP Premium News
2020.10.23
- 労働行政の動向
労働審判の件数の推移

2019年度の司法統計が発表となりましたので、人事部門に関連する労働審判の過去の5年間の推移をまとめてみました。
下表の合計は各年度の既決分の件数です。因みに直近2019年度、既決件数は3,670件、対して新規受付件数は3,665件、未決分は894件となっています。

労働審判は、このところ年間3,500件前後で推移しています。
2019年度、和解で解決となったのが2,614件、全体の71.2%。過去5年の傾向を見ても労働審判の7割近くが和解で決着しています。
3回の労働審判で決着したのは2019年579件、15.8%。過去5年をみても15%前後が労働審判での決着です。
ちなみに上記表の“24条終了”とは「労働審判委員会は、事案の性質に照らし、労働審判手続を行うことが紛争の迅速かつ適正な解決のために適当でないと認めるときは、労働審判事件を終了させることができる。」との定めに従い労働審判を出さずに労働審判手続を終了させるものを言います。“決定等”としたうちの“決定”とは「裁判所は、労働審判手続の申立てが不適法であると認めるときは、決定で、その申立てを却下しなければならない。」とある第6条の取り扱いを言います。
2019年度件数から、事件の内訳をみると地位確認1,601件(43.7%)、解雇予告手当を含む賃金手当関係1,534件(41.9%)が双璧となっています。
以 上
関連記事(同一カテゴリの最新記事)
-

-
2026.04.10
- 労働行政の動向
- 実務シリーズ
裁量労働のみなし時間はなぜ1日単位なのか?
高市内閣になり裁量労働にまたまた日が当たるような気配です。今回のテーマのような事をツラツラ考えましたので、発信します。本来のPMP Premium Newsと異なり、筆者個人の考え…
-

-
2026.04.09
- 労働行政の動向
- 実務シリーズ
「高年齢者等職業安定対策基本方針」の概要
新たな高齢者の雇用促進計画が発動されようとしています厚生労働省では、2026年度から2029年度まで、4年間の “高年齢者の就業機会の増大に関する目標” を設定、高年齢者等の職業の…
-

-
2026.04.04
- 労働行政の動向
- 実務シリーズ
組合 vs 会社 – ハラスメントの訴え、2021年6月から26年3月までの4年7か月の戦いに結論
珍しく、中央労働委員会(中労委)のプレスリリースを入手しました。MUMS証券会社の労働組合からの不当労働行為の訴えが、東京都労働委員会(都労委)を経て中労委に持ち込まれ、中労委が命…
-

-
2026.03.27
- 労働行政の動向
雇用調整助成金の振り返り – 3月23日付 厚生労働省報告書「緊急時における雇用調整助成金の在り方について」
コロナ期の雇用調整助成金は、コロナ感染防止のために政府が緊急事態宣言を発出し、また休業を要請するという前例のない状況に対応するため、2020年2月から3月にかけて調整金の受給要件の…
-

-
2026.03.07
- 労働行政の動向
- 実務シリーズ
シフト制における年次有給休暇
内閣府が主導する第27回規制改革推進会議の中間報告が発表され、その中で人事労務関連では、シフト制の有給休暇についての考え方が、早急に整理されることになります。シフト制については、今…



