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2021.06.30
- 労働行政の動向
- 実務シリーズ
速報 コロナワクチン職域接種 – 新型コロナウイルス対応#78

コロナワクチンの職域接種については、突然河野担当大臣からの供給量の関係で休止するという報道があり、その後、休止ではなく、今後は行わないという報道が流されたりしています。
職域接種を引き続き検討されていた各社は困惑されていることと思いますが、厚生労働省からは、30日午後12時現在では以下のような発表以外はありません。
思うに行政現場もかなり混乱しているのでしょうが、我々としては厚生労働省の見解を頼りに今後の動向を推察して、無駄のない動きをしなくてはなりません。
29日の夕刻、厚生労働省からは以下の発表がありました。

要は、7月5日来週に各職域に納入される職域接種用ワクチンについてのお知らせです。
内容は、各社で接種済の量とそれに対応する事前の予定申込量を比較して、実際の接種量 < 事前の予定申込量 については、5日の納入量を一部調整するというものです。
ここから、一部報道にあるように職域接種用ワクチンの在庫が十分に確保されていないのではと推察されます。
一番の関心事はその後どうなるのか?という点ですが、これについては今のところ何の発表もありません。
大規模接種会場のワクチン在庫も同じモデルナであるため十分ではないとの報道もありますので、ワクチン接種の本格拡大という重要な局面に差し掛かったこのタイミングで、多くの国民に不安を与えることになるのでは?と思います。
早急に見通しを示してほしいと切望します。
上記厚生労働省の情報は下記URLの中の“重要なお知らせ” 職域接種用の7月5日週のワクチン納品量の決定方法について となります。
その他、職域接種に関しても、以下のURLにまとめられています。関心ある方はこちらをクリックしてください。
職域接種に関するお知らせ:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/vaccine_shokuiki.html
以 上
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