新型コロナウイルス  職場での注意事項

新型コロナウイルス  職場での注意事項

企業は社員やお客様を感染から守る努力を惜しんではなりません。行政からの情報をフォローする事も大切ですが、それぞれの企業が実態に即した独自の創意工夫も必要かと思います。
今回のニュースレターはその際の参考情報です。

PMPでは新型コロナウィルスに関する諸外国の情報もチェックしています。シドニー在住のPMPコンサルタントからの豪州政府が企業向けに発信している情報(要約)です。

基本方針:可能な限り在宅勤務としてください。在宅勤務が難しい場合でも体調不良の場合は出社せず自宅待機としSocial Distance(他人との安全な距離ー豪州では1.5メートルを空ける事とされています)を保つ事。
 注:狭い日本の”Social Distance”は厚労省では2メートルとしています。
具体的には
1. 握手禁止(豪州らしいですね)
2. 打合せは絞り込む事、その時もビデオ会議若しくは電話会議を推奨
3. 大規模な打合せは延期
4. 打合せも可能なら屋外でも(柔軟的で良いですね。この発想)
5. 咳エチケットの徹底
6. アルコール除菌スプレー
7. 昼食は自席または屋外を奨励(日本は社員食堂の座席数を減らす、時間の幅を広げると言う指導です。
社員食堂のない会社はどうする?)
8. 窓を開ける。より強いエアコンの換気を
9. 出張禁止
10.特に社員食堂等、飲食に係るスタッフの衛生面の徹底 
などです。

加えて、日本の場合は通勤への配慮が必要かと思います。
1. 公共交通機関以外の通勤手段の活用、自動車や自転車
2. 通勤頻度を減らす。
① 変形労働時間制の活用により出勤日減+出勤日の労働時間増(早朝出勤や夜までの勤務)
② 平日はオフィス近隣の宿泊を認める 

なお、豪州の4月5日現在の感染状況は以下の通り。( )は同日の日本。
・感染者数 ・・・・・ 5,687 ( > 3,217)
・死亡者数 ・・・・・・・・ 91 ( > 70)
・回復者数 ・・・・・ 2,315 ( > 584)
・検査実施 ・・・ 297,154 ( >> 44,639)
・検査に対する陽性率 ・・ 1.9%(<<< 7.2%)

ご参考までに厚労省が3月31日付で、職場におけるコロナウイルス感染症の拡大を防止するためのチェックリストを発表しています。
ご関心のある方は活用ください。
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000617721.pdf

最後に厚労省からの企業向けの新型コロナウイルス情報ですが、4月3日付更新とありましたが、拡大される雇用調整助成金の「詳細は後日発表します」という情報が付加された程度でした。

以 上