PMP Premium News
2026.09.17
- 労働行政の動向
- 実務シリーズ
今年度最低賃金の動向 – 5%割れの上昇率!?

厚生労働省は、都道府県労働局に設置されている地方最低賃金審議会が答申した令和8年度の地域別最低賃金の改定額(以下「改定額」)を取りまとめました。改定額及び発効予定年月日は以下のとおりです。

この一覧表の結果は、令和8年7月28日に厚生労働大臣の諮問機関である中央最低賃金審議会が示した「令和8年度地域別最低賃金額改定の目安について」などを参考として、各地方最低賃金審議会が調査・審議して答申した結果を取りまとめたものです。
答申された改定額は、例年通り、都道府県労働局での関係労使からの異議申出に関する手続を経た上で、都道府県労働局長の決定により、令和8年10月1日から令和8年12月2日までの間に順次発効される予定です。
厚生労働省からは、この最低賃金答申全般について以下の通りコメントしています。
・47都道府県で、54円 ~ 65円の引上げ(引上げ額が 65円は1県、64円は1県、63円は2県、62円は2県、61円は4県、60円は4県、59円は5県、58円は4府県、57円は7県、56円は 11道県、55円は3県、54円は3都府県)
・改定額の全国加重平均額は 1,177円(昨年度 1,121円)
・全国加重平均額 56円の引上げは、昭和53年度に目安制度が始まって以降で2番目の高さ
※注 1番の高さは昨年の 66円。毎年最低賃金が引き上げられるため、同じ引き上げ率でも引き上げ額は自然と逓増することになる – PMP
・最高額(1,280円)に対する最低額(1,085円)の比率は 84.8%(昨年度は 83.4%。なお、この比率は 12年連続の改善)
さて、PMPでは、過去3年間の最低賃金の動向について、比較表を作ってみました。
偶々なのでしょうか、今年度最低賃金の引上率は 5%を割り込む水準となっています。
さらに言えば、7月の中央最低審議会の目安は 55円、4.9% でした。地方での議論が加わり、1円アップの 56円となった経緯となっています。
これまで最低賃金の引き上げは翌年の春闘に代表される賃上げの先行指標の役割を果たしてきました。
賃上げの実績は 2025年(経団連 5.39%・連合 5.25%)、26年(同 5.37%・5.01%)と 5%超となっています。
2027年春は、どのような情勢となるのでしょうか?
以 上
関連記事(同一カテゴリの最新記事)
-

-
2026.09.04
- 労働法改正
- 実務シリーズ
10月1日以降の有期雇用者用の雇用契約書 ‐ 厚生労働省からの発表
すでに 7月17日付 PMP Premium News でご案内の通り、労働基準法施行規則の改定により、10月1日から契約社員等有期労働者向けの雇用契約書(あるいは労働条件通知書)…
-

-
2026.09.01
- 労働法改正
- 実務シリーズ
10月1日からのカスハラ・求職者等セクハラを含んだハラスメント防止規定(簡易版)
厚生労働省から、10月1日から新たに施行されるカスハラ、求職者等セクハラもカバーした、ハラスメント防止規定案が発表されました。これまでも、PMP Premium News等でお話を…
-

-
2026.08.27
- 労働法改正
- 実務シリーズ
12月1日から施行される改正公益通報者保護法について
詳細は 公益通報者保護制度 Q&A 令和8年5月 29 日時点 - 12月1日からの改正法対応の Q&A となっています。PMP Premium Newsでは読者を人事労務…
-

-
2026.08.26
- 労働行政の動向
- 実務シリーズ
厚生労働省 時間外労働等に係る相談・支援及び監督指導の見直し
先月21日の閣議で、日本成長戦略並びに経済財政運営と改革の基本方針2026 関連について① 36協定の締結や柔軟な労働時間制度の活用について、よろず支援拠点等との連携を強化しつつ、…
-

-
2026.07.17
- 労働法改正
- 実務シリーズ
同一労働・同一賃金関連 パートタイム・有期雇用労働者に関するルールの変更が2026年10月1日から施行されます。
同一労働同一賃金関連で、パートタイム・有期雇用労働法施行規則が改正され、これに伴い新しい告示も発せられました。全体像は、厚生労働省が取り纏めた 以下の2ページの資料 になります。 …
Pick Up News
-

-
2026.09.04
- 労働法改正
- 実務シリーズ
10月1日以降の有期雇用者用の雇用契約書 ‐ 厚生労働省からの発表
-

-
2026.09.01
- 労働法改正
- 実務シリーズ
10月1日からのカスハラ・求職者等セクハラを含んだハラスメント防止規定(簡易版)
-

-
2026.08.26
- 労働行政の動向
- 実務シリーズ
厚生労働省 時間外労働等に係る相談・支援及び監督指導の見直し
-

-
2026.07.17
- 労働法改正
- 実務シリーズ
同一労働・同一賃金関連 パートタイム・有期雇用労働者に関するルールの変更が2026年10月1日から施行されます。
-

-
2026.06.08
- 労働法改正
- 実務シリーズ
ハラスメント、今注意すべき事項 その4 – 厚生労働省発表カスハラ等のQ&Aからの抜粋