PMP Premium News
2025.03.10
- 労働行政の動向
厚生労働省がキャリアコンサルタントの一層の活用

厚生労働省では、この度、「経済社会情勢の変化に対応したキャリアコンサルティングの実現に関する研究会」(やや長い名前ですが)をスタート、① 経済社会情勢の変化に対応したキャリアコンサルティングに必要な能力、② キャリアコンサルタントが当該能力を得るために有効な制度その他の施策の在り方、③ キャリアコンサルティングの活用活性化のために有効な施策 を軸に、年末まで議論を深めていく、としています。
キャリアコンサルタントは、2016年(平成28年)4月に国家資格化されました。その後、DXの進展等産業構造の変化が一層加速したのに伴い、労働者自らが主体的に自分のキャリアを築き上げる必要性がさらに増したのに加え、企業側でも、人的資本への投資による生産性の向上を目指した戦略的な取組が必要とされるようになりました。
政府も、労働者の構造的な賃上げを達成し、個人消費の活性化により日本経済の成長を促進しなければならず、最近の賃上げを持続させるためには、リ・スキリングによる能力向上を支援するとともに、個々の企業の実態に応じて職務給の導入、成長分野への労働移動の円滑化を軸とする三位一体の労働市場改革を積極的に展開する構えです。
厚生労働省によれば、職業能力の開発及び向上の促進は、経済社会情勢の変化に対する労働者の適応性を高めるように行われることを基本理念とする職業能力開発促進法を踏まえると、労働者の相談に応じて助言及び指導を行うキャリアコンサルティングもまた、このような変化に対応したものとなることが求められているとして、この方向性に沿ったキャリアコンサルタントの在り方を養成し、彼らを一層活用していきたいと考えている様です。
すでに2月以降検討は開始されており、本年7年夏頃を目途に中間とりまとめにより、基本的方向性を明らかにし、年末ごろまでには、具体的な対応等について最終的なとりまとめを行うとしています。
以 上
関連記事(同一カテゴリの最新記事)
-

-
2026.10.14
- 労働行政の動向
社会保険料削減ビジネスを行っていると疑われる事業所に対する事業所調査の状況について – 厚生労働省
厚生労働省は、本来国民健康保険・国民年金が適用されるべき個人事業主等を対象に、会費を徴収した上で法人の役員に加入させ、使用関係の実態のないまま社会保険を適用させるサービス(いわゆる…
-

-
2026.10.06
- 労働行政の動向
- 実務シリーズ
106万円の壁は崩れ去りました – 短時間労働者の社会保険適用に関する賃金要件(月額 8.8万円)の廃止
パートタイマーの社会保険の適用基準の一つ、賃金要件が廃止されました。106万円の壁が法的にもなくなったことになりますが、これについてはこれまでの PMP Premium News …
-

-
2026.09.17
- 労働行政の動向
- 実務シリーズ
今年度最低賃金の動向 – 5%割れの上昇率!?
厚生労働省は、都道府県労働局に設置されている地方最低賃金審議会が答申した令和8年度の地域別最低賃金の改定額(以下「改定額」)を取りまとめました。改定額及び発効予定年月日は以下のとお…
-

-
2026.08.26
- 労働行政の動向
- 実務シリーズ
厚生労働省 時間外労働等に係る相談・支援及び監督指導の見直し
先月21日の閣議で、日本成長戦略並びに経済財政運営と改革の基本方針2026 関連について① 36協定の締結や柔軟な労働時間制度の活用について、よろず支援拠点等との連携を強化しつつ、…
-

-
2026.07.10
- 労働行政の動向
- 実務シリーズ
最低賃金 – 発効日を操作し負担軽減ですか?!
毎年都道府県別に決定されている最低賃金ですが、決定された最低賃金がいつから発効するのか?は、① 法定発効と ② 指定日発効の2種類が定められています。賃金法第14条第2項では、「公…
Pick Up News
-

-
2026.10.27
- 労働法改正
- 実務シリーズ
求職者等へのハラスメント対策:セクハラだけでよいのか、相談窓口は機能するのか – 今回のカスハラと求職者等セクハラの問題提起 その3
-

-
2026.10.16
- 労働法改正
- 実務シリーズ
カスハラ対応:ハラスメント防止規定の役割と企業内で「顧客」の役割を担う担当者への注意喚起 – 今回のカスハラと求職者等セクハラの問題提起 その2
-

-
2026.10.14
- 労働行政の動向
社会保険料削減ビジネスを行っていると疑われる事業所に対する事業所調査の状況について – 厚生労働省
-

-
2026.10.13
- 労働法改正
- 実務シリーズ
カスハラ対応:顧客の権利は? – 今回のカスハラと求職者等セクハラの問題提起 その1
-

-
2026.10.06
- 労働行政の動向
- 実務シリーズ
106万円の壁は崩れ去りました – 短時間労働者の社会保険適用に関する賃金要件(月額 8.8万円)の廃止