PMP Premium News
2025.03.17
- 実務シリーズ
2025年=今年度、大手企業の賃上げ動向 – 連合の一次回答から

先週金曜夕方の連合発表ですので、本来は速報として金曜夜に発信すべき情報です。心よりお詫びいたします。
とは言え、PMP NewsはPMPホームページに過去全文が掲載されており、検索機能により適宜参照できますので、後日2025年の賃上げ動向を確認するためにも、発信すべきと思いました。
連合では3月14日(金曜)時点での連合傘下の各社の今年度賃上げ動向の一次集計結果を発表しました。
連合が総括するところでは「前年を上回る回答引き出し!中小組合も 5%超え!有期・短時間・契約等労働者(時給)の賃上げ率は 6%超え」との見出しとなっています。
以下、連合の発表概要をお知らせしますと、
● 平均賃金方式で回答を引き出した 760 組合の加重平均(規模計)は 17,828 円・5.46%と、昨年同時期を上回った(昨年同時期比 1,359 円増・0.18 ポイント増)。
●300 人未満の中小組合(351 組合)は、14,320 円・5.09%で、昨年を上回るとともに(昨年同時期比 2,408 円増・0.67 ポイント増)、昨年比の上げ幅では規模計をも上回った。中小組合の賃上げ率が 5%以上となるのは、1992 闘争(5.10%)以来 33 年ぶりである(1992 闘争のデータは最終回答集計時点)。
賃上げ分が明確にわかる 649 組合の賃上げ分は 12,571 円・3.84%(同 1,064 円増・0.14 ポイント増)で、賃上げ分が明確にわかる組合の集計を開始した 2015 闘争以降で最も高くなった(過去データは最終回答集計時点)。
注:賃上げ部分とは、俗に言う”ベア相当部分” 要は定昇部分ではなく、誰もが”賃上げ”される部分。ベア3.84%とすれば、定昇は1.62%程度。実はこの定昇、筆者がPMPを始める前に都市銀行の人事企画調査役当時に試算した低勝率とほぼ同率。偶然ですか?それとも必然?こんなことを考えることも自社の給与体系を見直す際の切り口になるようにも思います。(PMP)
●有期・短時間・契約等労働者の賃上げ額(加重平均)は、時給 75.39 円(同 4.29円増)と、昨年同時期を上回った。時給の引上げ率(概算)は 6.50%(同 0.03 ポイント増)と、一般組合員(平均賃金方式)をも上回っている。
最後に連合からは
●”国際的に見劣りする賃金水準に加え、物価高、人材確保などを背景に、「人への投資」の重要性について、労使で認識を共有したうえで、足元の状況も踏まえ、月例賃金にこだわった組合の要求と粘り強い交渉の結果であると評価する。また、交渉に真摯に応じ社会の期待に沿った回答を決断した経営側にも敬意を表する。”と結んでいます。
PMPでは、 別のNews でもお知らせしている新卒初任給の、この賃上げをはるかに超える引上げも併せて考えれば、各社の現行の賃上げカーブの修正は必須であるように思われます。その際に、どのような給与体系の見直しを行うかが各社の5年後、10年後を左右することになるのでは?と考えています。
宜しければ、我々と一緒に議論しましょう。
以 上
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